髭剃り刃の当たる部分にひと工夫を

私は髭が硬いくせに、肌が弱いという難儀な体質をもっている。
通常のT字カミソリを使用すると肌が簡単に切れて血まみれになってしまうため、電動シェーバーを愛用しているのだが、それでも髭剃りには20分～30分の時間を要していた。
そんな私を見かねた父から伝授された方法を紹介する。聞けば、同じ性質をもつ髭に、長年悩まされた末に開発した術だという。
方法はいたってシンプル。道具も家の中にあるもので十分事足りるので、簡単に紹介する。

ポイントは髭剃り箇所の保湿

準備するものは、ハンドタオル。
十分に水を含んだタオルを電子レンジで1分程度温め、髭剃り箇所に押し当てて５分ほど待つ。
電子レンジを使用しない場合、直に熱湯をタオルに吸わせてもいい。
タオルを広げて熱を若干冷まし、火傷しない程度の温度を保ちつつ押し当てること。
喉仏周辺は髭剃りの難所であるため、こちらも重点的に保湿するのを忘れずに。
冷まし過ぎると効果が落ちるので要注意。

濡れタオルを押し当てて5分キープ

温かいタオルを髭剃り箇所に押し当てて待つ。
肌と髭を保湿することで、堅い髭をほぐし、保湿された肌はカミソリが滑りやすくなる。
ともすれば銅線と同等の堅さを誇る髭をこれによってカットしやすくなるだけでなく、肌のカミソリ負けを予防することができる。
あえてデメリットを挙げるならば、朝の忙しい時間に電子レンジを1分も独占できるか否か、といったところか。
しかし保湿した髭は剃りやすくなっているため、結果的に髭剃り時間を半分以下に短縮できる。これは大きなメリットではないだろうか。
髭剃り後に乳液などでケアすれば、次回の髭剃りまでに肌を十分に回復させることができる。
是非試してみて欲しい。